赤外レーザー差分吸収分光計シリーズ

概 要

右寄せの画像

温暖化ガス(二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素)や無機微量ガス(アンモニア、硝酸、亜硝酸、ホルムアルデヒド、ギ酸、硫化カルボニルなど)を、 量子カスケードレーザーを使用した波長可変赤外レーザー差分吸収分光法により、リアルタイムに測定します。Aerodyne Research, Inc.はこの分野で既に20年以上の経験があり、 近年進歩を遂げた量子カスケードレーザーの利用をいち早く手掛けた先駆者です。中赤外領域の長光路吸収分光により得られたスペクトルを直接、HITRANによるか、 独自に取得して文献により公開した分光学的パラメータによりフィッティングして、絶対濃度を精密測定します。 レーザーは3.7〜5 kHzで波長掃引し積算したスペクトルデータをフィッティングして、1〜20 Hzで濃度(ppb基準)をデータ出力します。

◆ 特 長

● 標準ガスによる較正なしでも使用可能な絶対濃度測定法です。 標準ガス較正なしの場合の絶対濃度誤差10%以内(例えばメタン・亜酸化窒素測定用の場合、1〜3%以内)
● 高感度かつ1/1000以下の僅かな濃度変化を捉えることができる高性能です。
● 分子の1つの回転線をスペクトル分離して測定するので、他の共存ガス成分の干渉がありません。水蒸気、二酸化炭素や他の微量ガス成分の影響から完全に開放されています。
● 1〜20 Hzのデータ処理でシャシーダイナモ試験や渦相関法フラックス測定に対応しています。
● 独自の非点収差Herriot多重反射光学吸収セルにより、低容量で長光路を実現しています。そのため応対性が優れ、高感度でかつコンパクトです。
● 硝酸、亜硝酸、ギ酸など標準ガスの入手が困難、あるいは他の方法では測定が困難な物質の測定ができます。


製 品

量子カスケードレーザー赤外差分吸収分光計

QC-TILDAS-C


カタログPDFファイル(4.61MB)

1個のパルス量子カスケードレーザー搭載でレーザー波長域に存在する1〜数種の化合物を測定します。 メタンおよび亜酸化窒素は同時測定できます。ホルムアルデヒドおよびギ酸も同時測定できます。測定対象の物質と感度、検出限界の一例を表に示します。 表以外の物質については問い合わせ下さい。



微量ガス化学種 波長
 cm-1
1秒のPMSノイズ
 ppb
検出限界
 ppb
 100秒積算
NH3 967 0.2 0.06
C2H4 960 1 0.5
O3 1050 1.5 0.6
CH4 1270 1 0.4
N2O 1270 0.4 0.2
H2O2 1267 3 1
NO2 1600 0.2 0.1
HONO 1700 0.6 0.3
HNO3 1723 0.6 0.3
HCHO 1765 0.3 0.15
HCOOH 1765 0.3 0.15
NO 1900 0.6 0.3
COS 2071 0.06 0.03
CO 2190 0.4 0.2

CW量子カスケードレーザー赤外差分吸収分光計

CW-QC-TILDAS-C

カタログPDFファイル(20MB)

パルスに換え、1個のCW量子カスケードレーザー搭載でよりpptレベルの高感度となります。
基本的にはどの領域でもCWのレーザーが得られます。

デュアル量子カスケードレーザー赤外差分吸収分光計

QC-TILDAS-D

カタログPDFファイル(15.4MB)

2個のパルス量子カスケードレーザー搭載で複数の化合物を同時測定します。





微量ガス化学種 波長
 cm-1
1秒のPMSノイズ
 ppt
検出限界
 ppt
 100秒積算
NO2 1600 10 5
HONO 1659 120 50
NO 1900 40 20
COS 2056 5 1

デュアルCW量子カスケードレーザー赤外差分吸収分光計

CW-QC-TILDAS-D

カタログPDFファイル(20.2MB)

2個のCW量子カスケードレーザー搭載で複数の化合物を同時測定します。


量子カスケードレーザーCO2同位体分光計

QC-TILDAS-ISO

カタログPDFファイル(15.4MB)

二酸化炭素の同位体比をその場で前処理なしにリアルタイム測定できます。ただし液体窒素冷却検出器を使用します。
δ13C、δ18O共に検出限界0.05 ‰(100秒積算)、1秒間のRSMノイズ0.2 ‰です


CW量子カスケードレーザーCO2同位体分光計

CW-QC-TILDAS-ISO

カタログPDFファイル(15.4MB)

CWの量子カスケードレーザー搭載で、完全に液体窒素フリーで同位体質量分析計程度の性能がリアルタイムで実現できます。 本年中にメタン同位体分光計を発売予定です。(形式はより簡便となります)。

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